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BAR chapter 1 [小説風にハマってます]

BAR
周司は2件目を飲み終えると、なんの疑いも持たず
3件目のバーに向かった。
バーの外の電気は消え、2階に行く階段は暗く、普通であったら
行く事をためらう雰囲気をかもし出している。
周司はそんな事はおかまいもなく、入店する。
外の静けさと暗さに対し、店内は明るく和やかな空気が漂っていた。
だいぶ酔っている周司はいすに腰掛け、今日来た目的を
達せられるかを考えてた。
バーのママは普段通り 目線をこちらに向け微笑んでいる。
その目は特別、好意的な目でもなく、かといって迷惑そうな目でもない。
こういった時は、営業的な目線と考えればよいのだが、周司はそんな
感じも受けなかった。
バーのママはいつも通りの手順で急がしそうでもなく、淡淡と1杯の水を
さし出した。
出された水を少し含んだ後、周司はおもむろに口を開いた。
「クラブにいってきたんだ」
今日来た目的とまったく違う会話を始める。
<中略>
朝、ホテルで目覚めた。そのホテルは中流クラスで度々、周司が
行っている場所だ。
そういえば、昨日、チェックインするとき、もう顔を覚えられているフロントの
女性に、「いつも、大変ですね」と声をかけられた。
周司は困ったような顔し、「うん」と返した。それ以上何も思い浮かばなかったし、
そう大変なんだとフロントの女性に言ったとしても、何の意味も持たない事を
直感的に思っていたのかもしれない。
ホテルを出ると突然、強い日差しが周司の体全身を容赦なく包み込んだ。
「長く辛い一日になるなぁー」ポツリ独り言が出る。
重い体を引きずるように動かし、ポケットから比較的新しいメガネを取り出して
かけた。
このメガネは俺の仮面なんだ。自分に言い聞かせる感じでメガネのセンターを指で
軽く押し、周司はまた重い体を一歩踏み出した。
※この作品は基本的にノンフィクションですが登場人物は仮名です(ウケノシ)

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by 童貞募集 (2011-06-23 13:40) 

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